ワンポイントヘルシートピック おいしく食べて健康生活 Vo.13

骨粗しょう症を防ぐ食生活のポイント わたひき消化器内科クリニック 管理栄養士 綿引 眞躬

カルシュウム摂取と運動が基本。
毎日の 生活を見直して、若々しい骨をいつまでも。

日本では、女性は65歳以上、男性は80歳以上の人の半数が骨粗しょう症だといわれています。新しく作られる骨の量よりも壊れる量が多くなると、骨が軽石のようになり、骨折の原因になります。骨粗しょう症を防ぐ食生活を考えてみましょう。

Point.1
カルシュウムは十分に。 1日600ミリグラムがめやす
 カルシュウムが多く吸収率の良い乳製品を1日に200cc〜250cc とりましょう。 骨ごと食べられる小魚、小松菜や大根の葉、豆製品、海藻などもおすすめ。

  Point.4
カルシュウムの吸収を悪くするリンにご注意
 炭酸飲料、練製品、インスタント食品、スナック菓子などはひかえめにしましょう。
Point.2
たんぱく質の摂り過ぎに注意! 過不足なく適量を
 たんぱく質の摂り過ぎはカルシュウムの利用を悪くするといわれています。高齢者の場合は、逆に不足していることもあるので注意が必要。食事は1日3回、ご飯のほか、魚・卵・肉・大豆製品を使ったおかずを1品添えましょう。

  Point.5
塩分をひかえて、料理は薄味を基本に
 塩分を多く摂ると、せっかく摂ったカルシュウムが尿と一緒に出て行ってしまいます。

Point.3
大豆製品に含まれるイソフラボンで破骨を予防
 豆腐、豆乳、納豆などに含まれるイソフラボンは骨を溶かすことを防ぎます。 カルシュウムも摂れて一石二鳥!

  Point.6
アルコール、喫煙は極力ひかえめに
 アルコールはカルシュウムの吸収を悪くし、ビタミンDの働きを抑えます。タバコも同様。できれば禁煙を。 

散歩で骨を丈夫にしましょう
 骨を作るには、骨に対して適度な圧力をかけることが必要です。 また日に当たることで、皮下脂肪の中の物質がカルシュウムの吸収を助けるビタミンDに変わります。食事と 運動で骨を守りましょう。






発行/萩野原メディカル・コミュニティ