ワンポイントヘルシートピック おいしく食べて健康生活 Vo.18
わたひき消化器内科クリニック 管理栄養士 綿引 眞躬

近ごろ話題のメタボリックシンドローム。あなたは大丈夫ですか?
 メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積を出発点にして、糖尿病、高血圧、高トリグリセリド血症などが複合的に発症する病態のことです。内臓脂肪は過食と運動不足という悪い生活習慣が続くことで次第に蓄積されます。内臓脂肪をためないための食生活を目指しましょう。
内臓脂肪をためないための食事のポイント 
1日に3度の食事のリズムを作りましょう。
悪い例/朝食抜き、遅い夕食、間食や夜食のとりすぎ
ご飯やパン、麺類の主食は抜かず、極端に減らさず、摂り過ぎず。
悪い例/ご飯は食べずにおかずだけ、おなかいっぱい食べる
脂肪や砂糖を多く使った料理、アイスクリームやスナック菓子は少しにしましょう。

野菜を十分に取りましょう。特に緑黄色野菜は、ビタミン、ミネラルのもとです。食物繊維は肥満を防ぐ働きがあります。
魚や脂身の少ない肉、大豆製品は良質の蛋白源です。欠かさずに取ることが大事ですが、ご飯類と同じだけのカロリーがあることを忘れずに。
飲みすぎ、喫煙はさまざまな生活習慣病の危険因子です。やめましょう。
内臓脂肪をためないためには、生活の中に運動を取り入れることが大切です。1日に30分のウォーキング、階段を上下する、一駅歩いて通勤する、遠回りして買い物に行く、テレビを見ながら運動するなどなど。毎日こまめに体を動かしましょう。




発行/萩野原メディカル・コミュニティ