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穀類と魚中心で、健康的な食事として世界中から注目されている和食。ガンの予防と治療には、和食の考え方を中心にした献立が最適です。「おふくろの味」でいつまでも健康に過しましょう! | ||||
ガン予防&治療に適した食事のポイント
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1)野菜はたっぷり、1日に350g。 果物は適度に摂りましょう! 野菜や果物に含まれるファイトケミカルの抗酸化作用が、癌予防に役立っていることがわかってきました。野菜=サラダと考えず、煮た淡色野菜、緑黄色野菜どちらでもたっぷり摂りましょう。果物はカロリーが高いので、みかんなら1日3個まで。 2)白米より玄米や胚芽米を! 糠の部分の食物繊維、ミネラル、ビタミンが癌抑制に働きます。 3)植物性の油(n-6の不飽和脂肪酸)の摂りすぎに注意! 植物性のサラダ油などはリノール酸が多く、コレステロールを下げると宣伝されてきましたが、善玉のコレステロールまで下げてしまいます。また、リノール酸の摂りすぎは癌やアレルギーを増やす原因となります。オリーブオイルは大丈夫です。 4)肉を控えめ、魚中心の献立を! 肉を毎日食べる人は食べない人に比べて、前立腺がんのリスクは6倍。肉好きの女性では、乳・卵巣・子宮内膜癌が増えてきています。一方、魚からはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)など肉の脂肪より良い脂肪酸が摂れるのでおすすめです。 5) 子供の頃から和食に親しみましょう! 子育て中でも肉中心にならないようにしましょう。献立を工夫して、野菜たっぷりで、大豆製品やイモ類、海藻そして魚を好む子に育てましょう。 6)まずは禁煙!アルコールは適量を 喫煙は自分の健康を損なうだけでなく、一緒に暮らす家族の健康までおびやかします。たばこを吸う習慣のある方は、できるだけ早く禁煙をしましょう。医療機関でも禁煙相談を行っているので利用すると良いでしょう。また、アルコールは適度に、休肝日を作りましょう! |
発行/萩野原メディカル・コミュニティ |