シリーズ「糖尿病教室」 No.18 |
糖尿病の薬物療法(その5) わたひき消化器内科クリニック 綿引 元 ■はじめに 糖尿病の皆さんにとって、薬はなくてはならない身近なものです。ご自分に処方されている薬についてよく知り、生活の中に上手に取り入れていけば、病気のコントロールに役立ちます。 今回は、前回に引き続き、経口血糖降下薬についてお話します。 経口血糖降下薬(その2) 経口血糖降下薬は、スルホルニ尿素薬とビグアナイド薬に大きく分かれます。いずれも、2型糖尿病での血糖降下作用を持ち、食事療法と運動療法で十分な効果が得られない場合に用います。 ビグアナイド薬(BG薬) ■作用機序は この薬の働きは、細胞での糖の利用を高めることや肝臓から糖を作り出すのを抑えることが中心になります。したがってインスリンが出ているのに血中のブドウ糖を利用出来ない肥満型の糖尿病の人などに有効性が期待されます。 ■副作用は
きわめてまれにですが、乳酸アシドーシスという、気分が悪くなり、嘔吐、腹痛、昏睡などを来す副作用を起こすことがあるので注意が必要です。高齢者、肝障害や腎障害合併例などで注意が必要です。また、胃腸障害も起ることがありますので、基本的には食後に服用しましょう。 ■使用上の注意事項 飲み忘れも含めて基本的にスルホニル尿素剤と同じです。規則正しく服用しなければなりません。万一服用し忘れたら出来るだけ早く服用しますが、次回の服用時間に近い場合、忘れた分は抜いてください。 |
発行/萩野原メディカル・コミュニティ |