トップへ戻る

ワンポイントヘルシートピック おいしく食べて健康生活 Vo.29

わたひき消化器内科クリニック 管理栄養士 綿引 眞躬

暑い日に限らず常に食事や 水分摂取に気をつけましょう!!

猛暑日が続いた夏、体力が落ち、体調不良になりがちです。食事や水分摂取が少ない場合や、利尿剤や下剤を使用している場合は脱水になりやすくなります。また、加齢によって、体内総水分量が減少し、水分とナトリウムのバランスをコントロールする機能が低下するために、脱水を起こしやすくなります。予防するためのポイントを知りましょう!

脱水予防のための水分補給について

人の体の構成成分のうち最も多いのは水分です。成人の場合、体重の60%が電解質や栄養素を含む水分(体液)から構成されており、健康な状態では体内の水分量はほぼ一定に保たれています。成人の1日当たりの水分の出入りを見てみましょう。 飲料水として約1200ml、食物の水分として約1000ml、体内でできる代謝水が約300mlで、おおよそ2500mlの水分を得ています。一方、約1500mlの尿,そして呼気、皮膚(汗など)、糞便で約1000ml排せつしています。この均衡が崩れると脱水に陥ります。


発行/萩野原メディカル・コミュニティ