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ワンポイントヘルシートピック おいしく食べて健康生活 Vo.32

わたひき消化器内科クリニック 管理栄養士 綿引 眞躬

糖尿病の予防は毎日の食事から。 規則正しくおいしく食べて健康に。

平成24年国民健康・栄養調査結果によると、「糖尿病が強く疑われる者」が約950万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」が1100万人、合計で約2050万人とみられています。『血糖値がちょっと高め』の時期から食事を見直すことが大切です。

「血糖値がちょっと高い」と言われたら食習慣の見直しを!

大丈夫? 血糖値を上げやすい生活習慣とは

食生活の見直しから始めましょう。

1.野菜から先に食べましょう。

野菜を最初に食べることによって、食物繊維が先に体に入るので、後から食べるごはんなどの糖質の分解・吸収が遅れ食後の急激な血糖値の上昇を抑制します。低エネルギーでも食後の満足感が得やすいのです。

2.外食は「プラス野菜」でバランスよく。

麺類は野菜の多く入ったものを。和定食はバランスの良いメニューの一つですが、タンパク質が多い場合もあります。(焼き魚、卵焼き、納豆、冷奴、お刺身、汁物などの組み合わせ)野菜の入ったものを選びましょう。

3.清涼飲料水の飲みすぎに注意し、アルコールは適度に。

清涼飲料水はエネルギーが高く血糖値も上がりやすい飲み物です。アルコールは適量を。野菜のおつまみがおすすめです。

4.白いご飯を食物繊維の多いご飯に。

玄米は白米の9倍の食物繊維量です。雑穀や麦を白米に混ぜることでビタミンや食物繊維を増やせます。



発行/萩野原メディカル・コミュニティ