過敏性腸症候群

小腸、大腸を含めた腸管の運動異常などによる機能的疾患で、便秘、下痢、両者の交代などの便通異常が持続し、種々の腹部症状を訴える疾患です。ただし、種々の器質的疾患を除外することで診断がなされます。
分類:
1)痙攣性便秘型
2)持続性下痢型
3)便秘・下痢交代型
精神的なストレスや自律神経系の失調に基づく腸管機能異常による疾患であり、ストレスへの対応を指導し、運動、栄養、休息など総合的な指導を行います。薬物療法としては、腸管運動調節剤、自律神経調節剤、漢方薬など症状に応じて用います。