慢性膵炎

慢性膵炎は上腹部の繰り返す痛みが特徴です、しかし、痛みの部位や性質に特徴的なことはなく、胃カメラや腹部超音波検査などの一般的な検査では診断がつかず、原因不明の腹痛としてかたずけられていることがあります。また、逆に原因がわからないので慢性膵炎と云われていることもあります。原因のわからない腹痛や慢性膵炎といわれていても症状が頑固に続いているような場合には、一度精密検査をおすすめします、
慢性膵炎の主要な誘因はアルコールの多飲で、慢性膵炎の3分の2を占めます。慢性膵炎の主症状はアルコールの多飲、脂肪の多い食事、暴食などで繰り返す上腹部痛が特徴ですが、膵臓の働きが荒廃した末期になると、腹痛は軽くなり、糖尿病や消化不良によるやせなどが現れてきます。診断は難しく、膵臓の形を見る検査と働きを見る検査を組み合わせて総合的判断していきます。治療は食生活の摂生が大切です。激しい痛みの伴った急性増悪期には入院が必要になることもあります。

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